段階的にルール化することでICTをスムーズに活用。職員と保護者から「やっぱり導入して良かったね」の声が聞こえるように
- 開園と同時にルクミーのICTサービスをすべて導入したことで、保育者も保護者も抵抗なくICT化を進められた
- ICT活用によって起こりうる問題をあらかじめ洗い出して共有したことで、スムーズに運用できた
- 運用ルールを徹底的に追求・共有したことで、ICTを「使う」だけでなく「使いこなせる」ように
開園と同時にルクミーのICTサービスをすべて導入されたmemorytree瀬戸保育園さま。
導入の経緯や使いこなすために工夫した点を、中村紀子園長先生にうかがいました。
保育者が抵抗なく活用できるよう、使用頻度に応じて段階的にICT化
どのような思いを持ってmemorytree瀬戸保育園を開園されたのでしょうか?
当園はmemorytreeグループ17園目の新規開設園であり、これからの保育園ということで、一歩先の質の高い保育を目指していこうと考えて開園しました。
「あったらいいなを超える、温かいスマート保育園」をコンセプトに掲げています。
ICT化はどのように進めましたか?
保育者が「ICTは当たり前にあるもの」だと感じられるよう、開園とともにルクミーのICTサービスをすべて導入しました。
最初から「時代の最先端を行く」というイメージが当園につきやすくなり、職員の意識が高まったと感じています。
そのおかげで抵抗なくICT化を進められました。
サービスは一気に導入しましたが、クラス日誌などは園の運営会社で使い慣れている紙をそのまま利用し、連絡帳や登降園管理はアプリを活用するというように、使用頻度などによって段階的にICT化を進めていったんです。
起こりうる問題を事前に想定しておくことがスムーズな運用のカギ
ICT導入にあたって、工夫した点を教えてください。
まず園長自らが実際に使ってみて、今後の稼働で起こりうる問題を予測していきました。
ICT導入に対して不安になってしまう理由は、「わからないことがわからないから」だと考えています。
そのため、実際に作業している様子を見てもらったり、連絡帳作成や午睡チェックの動作確認をしてみたりといった時間をとることで、想定される問題を事前に洗い出していったんです。
また、情報共有も大切だと考えています。
園長だけでなく、園の運営会社の秘書にもサポートしてもらいながら、職員への情報共有を実施しました。
これから導入される場合は、いきなり現場の先生全員に任せるのではなく、まずサービス担当者をひとり決めてみてはいかがでしょうか。
その担当者が一度サービスを噛み砕いたあとで、現場の先生たちに使ってもらう流れであれば、スムーズに運用できると思いますよ。
「使う」だけでなく「使いこなす」ためのルールを徹底追求
ICTを使いこなすためには、何が大切だとお考えですか?
ただICTを使うのではなく、「使いこなすための最適なルールを共有すること」がもっとも重要だと考え、当園ではルールの追究と共有を徹底していきました。
たとえば、子どもが登園していてもアプリの連絡帳が園に送信されていなかったり、迎えに来られる保護者の方が変更になっていたりといった問題は、保護者の方へどう声がけするか共通のルールがないために発生するものです。
そこで、実際に保育をしながら「どのタイミングで誰がチェックするのか」といったルールを、何度も試しながら決めていきました。
その結果、はじめに想定していたより多くのデバイスが必要だと判明してiPhoneを追加で導入するなど、最適な環境を模索し続けたんです。
ICTを「完全に使いこなせた!」と実感するまでに、半年ほどかかったと思います。
しかし、徐々に慣れていったため、あまり大変だと感じることはありませんでした。
ICT活用に対して、保護者の方の反応はどうでしたか?
入園説明会で「ICTを積極的に取り入れている園である」と説明した際は、「助かります!」という前向きなお声が多かったですね。
その後、予期せぬコロナ禍で、連絡帳アプリを使った「園からのお知らせ」が重宝されました。
毎日の状況の変化を、都度プリントで配るわけにはいきませんからね。
保護者の方だけでなく、職員の間でも「やっぱり導入して良かったね」という声が聞こえてきました。
本インタビューは『スマート保育園・幼稚園・こども園通信』2020年度6月号にも掲載されています(ルクミー利用園様限定WEBサイト「ルクミールーム」でご覧いただけます)
※Web版とPDF版で編集の都合上、一部内容が異なる場合があります。
※記載内容はインタビュー当時の内容です。
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