選ばれ、愛され、成長し続ける保育園へ。保育の質を高める好循環をつくろう!

園と保護者、そして、子どもにとってより良い保育を実現するために、ICTを導入する保育園が増えています。
一体どのように活用しているのでしょうか?

東京都を中心に20の保育施設を運営する株式会社ソラストの方にお話しを伺いました。

※本記事は2021年10月に行ったインタビューを基にしております。

ソラスト
株式会社ソラスト 家城様 中山様 中村様

家城 悦子さま 保育事業部部長(写真左)
外食企業やヨガスタジオ運営企業を経て、2014年ソラストに入社。 2016年には保育士資格も取得し、子育てしやすい社会づくりを目指しています。
中山 亜希さま 保育事業部(写真中央)
2009年ソラストに入社。現場での勤務を経て、保育事業部へ異動。 現在は主に、各保育園のICT関連のサポート業務を担当しています。
中村 喬さま DX推進部(写真右)
システム開発会社を経て、2021年ソラストに入社。 保育や介護におけるDXをミッションに、「現場が元気になるデジタル変革」に取り組んでいます。

子ども一人ひとりに深い愛情を注げる環境づくりを

株式会社ソラストは、保育の質の向上や、人材育成を重視した取り組みを数多く実施し、保護者や地域から高い信頼を得ている注目の企業です。

ソラストが目指すのは、子ども一人ひとりに深い愛情を注ぐ“もう一つのわが家”のような保育園。
その実現のためには、先生たちが保育に集中できる、業務負担の少ない環境づくりが不可欠です。
その考えから、同社では2016年に保育園のICT化をスタートしました。

打刻の記録や請求業務、保育書類や連絡帳の記入において、段階的にシステムを導入。
2021年からはさらなる業務負担の低減やドキュメンテーションの取り組みを強化すべく、既存のシステムから機能の充実した新たなICT サービスへと切り替えるプロジェクトがスタートしました。

もっと愛されるICTを目指し、一緒に取り組むパートナーを見つける。

ワクワク使えて、保育に溶け込むICTを一緒につくっていきたい

ICTの切り替えにあたり、数あるサービスの中からソラストが選んだのが、ユニファ株式会社の提供する総合ICTサービス「ルクミー」です。

決め手は主に3つあり、1つはユニファが保育の質向上に熱心に取り組む企業であったこと。
ICTの他にも保育者向け研修サービスなどを実施しており、外部研修でソラストがお世話になっている先生がユニファを紹介してくれたことも、大きな信頼材料となりました。

2つ目は、ワクワク使えそうなシステムだったこと。
「デジタルが苦手な先生たちからも積極的に使っていただけるような、保育の中に溶け込むICTにしたい」と語る保育事業部の中山さんは、初めてルクミーのデモを使ったとき「これなら楽しく使える!」と直感したそう。

3つ目の理由は、技術面での拡張性に期待できたこと。
DX担当の中村さんは、「AIをはじめ様々な技術をお持ちで、自分たちが欲しいシステムを一緒に実現できる予感がしました。こちらが要望を出すだけでなく、二人三脚で考えてくれる姿勢も良かったです」と話します。

ルクミーのイラストUI
イラストが随所に使われ、楽しく分かりやすいルクミーの操作画面。デジタルが苦手な人にもやさしい設計です。
打ち合わせの様子
ソラストとユニファの担当者が集まり、定例ミーティングを開催。進捗や課題を随時共有し、切り替えを進めています。※通常はコロナ対策を鑑みてオンライン MTG で行っており、写真はイメージです

実際にユニファでは、ルクミーを活用する複数のモデル保育園※と協力し、現場の声や要望をきめ細かくサービスに反映しています。
システムの更新や機能追加は随時自動でアップデートされ、利用者側は運用や機能改善にかかるコストを抑えることも可能。
こうした点は、パッケージでICTを提供するルクミーならではのメリットです。

各園に「ガイドチーム」をつくり現場から現場へ浸透を図る

現在ソラストでは、2022年4月のICT切り替えを目指し準備の真っ只中。
使い慣れた既存システムから新たなシステムへ変更するため、現場の先生たちや保護者の方々の不安も、当然予想されます。

そこでソラストでは、本部から一方的に切り替えを促すのではなく、各園に先生方を中心とした「ガイドチーム」を設置。 現場が主体となって、切り替えを進めていく計画です。

実はこの方法をとったことには、2016年に初めてICTを導入した際の経験が生きています。
当初、ICT化を実施する意義やメリットを本部から時間をかけて伝えましたが、それだけでは完全に不安をぬぐうことはできませんでした。
現場にしっかり理解が浸透したのは、仕事の中で実際にメリットを実感できるようになってから。
例えば「入力するより手書きのほうが早い」と思っていた先生も、システムに入力した午睡や体温のデータが自動で正確に連絡帳へ反映できると分かると、ICTに積極的になってくれたのです。

「そうしたメリットを園長先生から他の園へ直接伝えてくださると、説得力も全く違います」と話す家城部長。
ガイドチームの活性化は、スムーズな切り替えの大きな鍵になりそうです。

また、初導入時は保護者のCSアンケートでICTに高評価を得られたことも、先生たちの「やってよかった!」につながりました。
今回も保護者の方の満足を得られるよう、動画やマニュアルを活用して丁寧に理解促進を図っていく予定です。

ガイドチームを中心とした体制づくりイメージ図
ガイドチームを中心とした体制づくり

ICT化も、多彩な研修も、すべては保育の質を高めるために。

目の前の変化に寄り添える柔軟な人材と環境を育む

ICT化以外にも、ソラストでは質の良い保育を目指して様々な取り組みを実施しています。
その中でも保育者に対する研修プログラムは大変充実しており、若手に向けた社会人マナー研修や年次別研修、後輩育成を担う中堅向けの研修、主任・園長クラスを対象としたマネジメント研修など、多彩なプログラムを用意しています。

外部講師を招いた社内研修

各園の職員全員を対象に、保育内容の充実や環境改善をテーマにした社内研修を年4回実施(1回につき2時間半から3時間)。

研修の様子
この日は外部から講師を招き、ドキュメンテーションを活用した「保育の見える化」ついて、参加者同士でディスカッションを交わしました。

その他の研修プログラムの例

  • オンラインによる社会人基礎研修
  • 年次別研修
  • 後輩の育成方法を学ぶエルダー研修
  • リーダートレーニング
  • 保育者自身の成長記録のためのMy Training Book

こうした研修制度は、保育者のスキルやモチベーションを高め、定着率のアップにつながります。
一人の先生が子どもの成長を現場で長く見守れるようになり、それは保育の質の向上にも直結。
保育の質が高まれば、保護者からも先生からも選ばれる保育園になり、その信頼を糧にさらなる質の向上を目指すことができます。

「保育にルールはありません。大切なのは、目の前の変化に対応できる保育者を育て、環境を整えること。保育の質を高めるこのサイクルを、これからも循環させていきたいです」(家城部長)

ICT化によるメリットが、保育園への信頼につながる

保護者からの信頼度に定評があるソラストの保育園。
その信頼は、子どもに深く寄り添うソラストの姿勢と、ICT を使った業務負担軽減や研修制度といった取り組みの結果として生まれたものでした。
こうした信頼は保育園選びの大きな決め手になるだけでなく、新たな園を開設する際の場所の借りやすさや、近隣からの理解にもつながります。
またソラストでは、ICTに興味を持って就職を希望する学生も多いとのこと。
優秀な人材確保という視点でも、ICTは効果をもたらしそうです。

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